マンモグラフィ検査について
乳房の中の病変は、乳腺と似ていて見つけにくいため、より精細に描出することが重要となります。そのため、乳房専用X線撮影装置を用いて、乳房を圧迫して撮影を行います。
圧迫することで、乳房内を明瞭にでき、またX線被ばくを少なくすることができます。
個人差はありますが痛みを伴うこともありますので、その痛みを軽減し、よりよい検査を行うためには、生理開始2~3日後から1週間の間に検査を受けるのが理想的といえます。もちろん、この期間以外でも検査は可能です。
検査は角度を変えての2方向撮影となります。右乳房、左乳房で合計4回撮影します。(必要に応じて枚数が変わる場合もあります。)検査時間は、約10~15分程度です。
当院では、富士フィルムメディカル社“AMULET”という直接変換方式フラットパネル装置を使用しています。
日本乳がん検診精度管理中央機構のマンモグラフィ検診認定施設であり、検査は女性技師で対応いたします。
乳がんにかかりやすい人
初潮が早い・閉経が遅い・出産未経験(含む未婚)・初産年齢が低い・授乳経験がない・授乳期間が少ない・肥満(標準体重+20%)・家族に乳がんの人がいる・良性の乳腺疾患の既往・子宮体がん、卵巣がんの既往・長期間ホルモン補充治療を受けている・乳がん(片側)になったことがある・多量の飲酒
検査時の注意事項
次のような方は、検査が出来ない場合もありますので、必ず事前にお知らせください。
- 豊胸手術をされている方(脂肪注入も含む)
- 心臓ペースメーカー、心臓除細動器(ICD)を埋め込んでいる方
- 髄液シャントのある方
- 妊娠・妊娠の可能性のある方
- 授乳中の方
- CVポートを埋め込んでいる方
- インスリンポンプ・グルコース測定器を着けている方
(外せば検査可能であるため外して良いか事前にご確認ください)