泌尿器科について
尿管がん、腎がん、副腎がんなどを中心に診療しております。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
以下のような症状を中心に診療・治療を行います
排尿に時間が掛かる・残尿感がある・頻尿・夜間頻回にトイレに行く・尿が出ない・尿が濁っている・尿が赤くなった・尿道から膿が出る・背中が刺すように痛い・排尿時に痛む・血液検査でPSA値が高いと言われた・尿潜血が陽性と言われた
主な対象疾患
泌尿器科は尿の通り道の臓器(腎臓、尿管、膀胱、男性生殖器など)の疾患を治療対象とする診療科です。具体的に下記に疾患の一例をあげますので、気になる症状があればご気軽にご相談ください。
- 尿路悪性腫瘍:腎癌、腎盂癌、尿管癌、膀胱癌、精巣癌など
【主な症状】無症候性肉眼的血尿など - 尿路結石症:腎結石、尿管結石、膀胱結石など
【主な症状】腰背部痛、下腹部痛、血尿など - 尿路感染症:膀胱炎、腎盂腎炎、精巣上体炎、前立腺炎など
【主な症状】排尿時痛、発熱、排尿困難など - 排尿障害:前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱、尿道狭窄など
【主な症状】排尿困難、頻尿、尿意切迫感、失禁など
また当院では2022年4月より最新のレーザー発生装置 エダップ社製Cyber Ho 100を導入しました。これにより、前立腺肥大症、尿路結石症の外科的治療で、より低侵襲で効果的な治療を提供できるようになります。
前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺レーザー核出術(HoLEP)
男性では加齢とともに尿が出にくくなる、回数が増えるといった排尿症状が出現してきます。
その原因として最も多いのは前立腺肥大症です。前立腺は膀胱の下で尿道を取り囲むように存在し、これが加齢とともに大きくなることによって、さまざまな排尿症状が出現します。
軽症の場合は内服治療が有効ですが、重症になりますと外科的治療が必要になり、従来は経尿道的前立腺切除術(TUR-P)が行われてきました。
この方法は70年前より行われており、確立された手術方法ですが、欠点として時には輸血が必要な出血や、低ナトリウム血症といった合併症が起こることがあります。これらの合併症は前立腺が大きいほど起こる可能性が高くなります。
1995年よりホルミウム・ヤグレーザーが前立腺肥大症の治療に導入され、1998年よりホルミウム・ヤグレーザー前立腺核出術(HoLEP)が紹介され行われるようになりました。これは前立腺の内腺(前立腺肥大症で腫大する部分)と外腺の間をレーザーで切開(剥がす)し、肥大した内腺を膀胱内へ核出(=くりぬく)し器具でその内腺を吸引し吸い出します。従来のTURPと異なり、腫大した前立腺結節を完全に除去するため、将来の再発の危険性も少なく、また術中出血も少なくてすみ、術後の疼痛なども軽減されるなどのメリットがあります。
2022年度は13例にHoLEPを施行し、そのうち10例の方は術前尿閉もしくは切迫尿閉の方でしたが、術後は全例排尿可能となり退院されました。
また健康保険が適用されますので、手術費用もTUR-Pとほぼ同額です。担当医は過去に300例以上の執刀、指導経験があり、より安定した治療が提供可能です。
経尿道的尿路結石破砕術 (TUL)
また尿管結石に対しても、ホルミウム・ヤグレーザーを使用した砕石は有効であり、シスチン結石といった、とても硬い結石に対しても十分な砕石効果が見込めます。また最新の結石回収用のカテーテルを併用することにより、1回の治療で結石を完全に取り除くことも可能となります。2022年度は27例の方にTULを施行しました。ほとんどの症例で、1回の手術で完全排石を達成できています。
これらの治療に興味のある患者様はぜひ津田沼中央総合病院 泌尿器科外来までご相談下さい。
手術実績
泌尿器科 実績クリニカルパス一例
クリニカルパス一覧医師紹介
泌尿器科の外来担当医表・休診代診を見る泌尿器科
専門医及び所属学会 | 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医・指導医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医 |
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専門領域 | 前立腺肥大症 |
泌尿器科
専門医及び所属学会 | 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医 日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医 |
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専門領域 | 泌尿器科一般 |