肺悪性腫瘍、肺良性腫瘍、縦隔疾患を対象としています。

• 肺悪性腫瘍：胸腔鏡補助下・胸腔鏡下手術、開胸手術を導入しており、腫瘍の進行度に合わせて手術方法を提案させて頂いております。併存疾患が多い方、肺機能が低下している場合などでは特に低侵襲手術を心がけており早期離床・呼吸機能温存に努めています。
• 肺良性腫瘍（気胸，嚢胞性病変，良性腫瘍）：胸腔鏡下手術を主体としています。良性疾患については患者さんの生活背景を考慮しながら診療に当たっています。特に気胸は若年発症するケースがあります．治療に悩まれている方は外来で相談を受けております。状況に応じて手術を提案させて頂いています。※胸部外傷（転倒，交通事故など）では気胸、血胸、肋骨骨折、肺挫傷に加え、他部位の骨折含む外傷を併発していることが多く整形外科と協力し診療にあたっています。当院は救急外来も併設しており24時間対応可能です。
• 縦隔疾患：左右の肺に挟まれた領域にあたります。良悪性さまざまな腫瘍が存在します。なかでも多いのは胸腺腫で縦隔腫瘍の3割程度を占めます。胸腺腫は悪性腫瘍の性格をもつことがあり、また針生検などで組織診断が解剖学的に難しいこともあることから手術で診断（検査）・治療を一度で行い確実な診療をしています。