病院指標の公開
DPCデータを用いた病院指標
DPCデータから全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、市民の皆さんに情報公開を進めています。この指標によって、当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことを目的としています。
現在公開している病院指標は、令和4年度(令和4年4月1日~令和5年3月31日)中に当院を退院した患者様のデータを集計の対象として作成しています。 集計対象患者は、医科保険適用患者(公費、生活保護患者含む)で、DPC対象外患者(自動車賠償責任保険や労災保険、自費等)のデータは含まれません。
DPC(診断群分類別包括制度)とは
>DPC(Diagnosis Procedure Combination)の略で、医師が決定した主病名に基づき、入院患者様の一連の医療行為を、国で定めた1日あたりの定額の点数から入院医療費を計算する制度です。DPC対象となる患者様は保険適用患者で、一般病棟に入院された患者様を対象とします。
病院指標(臨床指標)
医療の質を具体的な数値として示し、客観的に評価することを可能としたものです。
これにより、医療の過程や結果のなかに潜在している課題や改善点を見つけ出し、医療の質向上に役立てることを目的としています。
令和5年度 津田沼中央総合病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 13 | 53 | 79 | 125 | 234 | 447 | 477 | 1031 | 1523 | 603 |
今年度(2023年度)の退院患者数は延べ4,585人で、前年度に比べ331人増加し、年々増加しています。
80歳以上の区分で増加しており、特に80歳代が180人増加し、次いで90歳以上で104人増加しました。70歳以上の割合は全退院患者の約7割を占めており、年齢の割合に変化はありませんでした。
80歳以上の区分で増加しており、特に80歳代が180人増加し、次いで90歳以上で104人増加しました。70歳以上の割合は全退院患者の約7割を占めており、年齢の割合に変化はありませんでした。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(自院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 216 | 25.21 | 20.60 | 3.70% | 86.26 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 167 | 2.50 | 2.61 | 0.00% | 66.06 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり | 140 | 2.00 | 2.03 | 0.00% | 55.85 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 81 | 22.01 | 13.52 | 2.47% | 83.37 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 76 | 22.63 | 17.38 | 5.26% | 84.46 |
上位5位の疾患に変わりなく、前年度2位の誤嚥性肺炎が75件増加し、1位に上がりました。
誤嚥性肺炎とは、高齢者や脳梗塞後遺症などで、嚥下(飲食物を飲み込む)機能が低下した高齢者に起こりやすい疾患です。
当院では経口摂取が可能となるようにリハビリテーションで嚥下訓練を行っています。
また、2021年度より肺炎予防チームを立ち上げ、口腔ケアの統一や早期食事摂取開始、食事介助指導、施設連携・指導などの活動を行っております。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、睡眠中の呼吸の停止状態(無呼吸)や、覚醒を伴う状態(低呼吸)が1時間に何回も起こることをいいます。
当院では、各専門の医師が交代で総合内科の初診を行っています。お話を伺い診察・検査等を行った後、必要に応じて各専門の医師の外来へ紹介させていただきます。複数の疾患を有する方については、各専門医と相談をしながら治療を行っています。
誤嚥性肺炎とは、高齢者や脳梗塞後遺症などで、嚥下(飲食物を飲み込む)機能が低下した高齢者に起こりやすい疾患です。
当院では経口摂取が可能となるようにリハビリテーションで嚥下訓練を行っています。
また、2021年度より肺炎予防チームを立ち上げ、口腔ケアの統一や早期食事摂取開始、食事介助指導、施設連携・指導などの活動を行っております。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、睡眠中の呼吸の停止状態(無呼吸)や、覚醒を伴う状態(低呼吸)が1時間に何回も起こることをいいます。
当院では、各専門の医師が交代で総合内科の初診を行っています。お話を伺い診察・検査等を行った後、必要に応じて各専門の医師の外来へ紹介させていただきます。複数の疾患を有する方については、各専門医と相談をしながら治療を行っています。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(自院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 133 | 3.08 | 4.55 | 0.00% | 68.95 | |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 65 | 5.71 | 5.98 | 0.00% | 57.22 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 57 | 11.47 | 8.75 | 0.00% | 74.14 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 43 | 4.26 | 5.29 | 0.00% | 45.72 | |
060150xx99xxxx | 虫垂炎 手術なし | 37 | 8.11 | 8.02 | 2.70% | 50.59 |
前年度1~2位の順位に変動はありません。胆管結石症と胆嚢疾患と合わせて122件とかなり多く治療しています。
在院日数は全国平均と比較して短いことがわかります。
当院では、手術は「からだにやさしい」低侵襲手術(腹腔鏡手術・鏡視下手術)を積極的に取り入れ、早期食道癌、早期胃癌、大腸癌(結腸癌・直腸癌)、胆石症、急性虫垂炎のほとんどで、傷の小さい低侵襲手術を行っています。
腹腔鏡手術は、従来の開腹手術と比較して高度な技術が必要ですが、当院にはヘルニアの手術で「日本内視鏡外科学会技術認定医」を
受けた医師がおりますので、高い技術を持った医師による手術を提供いたします。
術後は早期離床・リハビリテーションにより早期退院を目指しています。
在院日数は全国平均と比較して短いことがわかります。
当院では、手術は「からだにやさしい」低侵襲手術(腹腔鏡手術・鏡視下手術)を積極的に取り入れ、早期食道癌、早期胃癌、大腸癌(結腸癌・直腸癌)、胆石症、急性虫垂炎のほとんどで、傷の小さい低侵襲手術を行っています。
腹腔鏡手術は、従来の開腹手術と比較して高度な技術が必要ですが、当院にはヘルニアの手術で「日本内視鏡外科学会技術認定医」を
受けた医師がおりますので、高い技術を持った医師による手術を提供いたします。
術後は早期離床・リハビリテーションにより早期退院を目指しています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(自院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 144 | 57.10 | 25.50 | 2.08% | 85.18 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 64 | 44.39 | 19.34 | 9.38% | 83.70 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 44 | 6.77 | 4.76 | 0.00% | 61.80 | |
160620xx01xxxx | 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 | 34 | 24.62 | 13.04 | 0.00% | 45.74 | |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2 なし | 28 | 55.36 | 19.27 | 3.57% | 83.36 |
1~3位の順位に変動はありません。
前年度同様に股関節大腿近位骨折が最も多く、高齢化社会に伴い、転倒による大腿骨の骨折や脊椎の圧迫骨折などが増加しています。
当院の整形外科は大腿骨近位部骨折をはじめとして四肢の外傷、股・膝関節疾患、およびスポーツ外傷など、ほぼ整形外科全般の疾患に対応しています。
当院では急性期治療終了後、回復期リハビリテーションに移動し、在宅復帰を目指しているため、全国平均に比較して在院日数がやや長くなっています。
チームリハビリテーションを実践し、医師をはじめとしたリハビリテーションスタッフ、看護師、介護福祉士、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士などがひとつのチームとなり、それぞれの専門性を生かしながら、患者さん一人一人に合ったリハビリを計画・サポートしていき、高い在宅復帰率を目指しているためです
前年度同様に股関節大腿近位骨折が最も多く、高齢化社会に伴い、転倒による大腿骨の骨折や脊椎の圧迫骨折などが増加しています。
当院の整形外科は大腿骨近位部骨折をはじめとして四肢の外傷、股・膝関節疾患、およびスポーツ外傷など、ほぼ整形外科全般の疾患に対応しています。
当院では急性期治療終了後、回復期リハビリテーションに移動し、在宅復帰を目指しているため、全国平均に比較して在院日数がやや長くなっています。
チームリハビリテーションを実践し、医師をはじめとしたリハビリテーションスタッフ、看護師、介護福祉士、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士などがひとつのチームとなり、それぞれの専門性を生かしながら、患者さん一人一人に合ったリハビリを計画・サポートしていき、高い在宅復帰率を目指しているためです
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(自院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 59 | 4.49 | 4.73 | 0.00% | 71.80 | |
010060×2990400 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 3、4又は5 | 57 | 34.16 | 19.17 | 0.00% | 74.67 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 33 | 18.12 | 8.38 | 0.00% | 72.82 | |
010060×2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 30 | 29.93 | 15.70 | 0.00% | 74.93 | |
010060×2990200 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 3、4又は5 | 23 | 34.83 | 19.02 | 8.70% | 77.00 |
前年度1位の脳梗塞に代わり、前庭機能障害(めまい)が最も多い疾患となりました。当院における頭蓋・頭蓋内損傷は、硬膜下血腫がほとんどを占めております。
前庭機能障害とは、耳の中の平衡砂を収めた耳石器(じせきき)で構成される前庭(ぜんてい)という身体のバランスを保つ器官があり、前庭の機能が障害されるとめまいやバランス障害を生じることを言います。
外来においては脳疾患全般の診療を行うほか、完全予約制で物忘れ外来、頭痛外来といった専門外来も行っています。
脳疾患は命に関わるものや、重度の後遺症をもたらすものが多く、治療も急を要するものが多いため、CTやMRIを24時間撮れるよう体制を整えております。
当院では、脳梗塞で入院した場合、急性期治療を終え、継続したリハビリが必要な患者さんには回復期リハビリテーション病棟へ転棟していただき、1日2時間以上(最大3時間)、365日充実したリハビリテーションを実施して早期の在宅復帰を目指しています。
このように、急性期治療から回復期リハビリテーションまでの一貫した治療を行っているため、全国平均に比較して在院日数が長くなっています。
前庭機能障害とは、耳の中の平衡砂を収めた耳石器(じせきき)で構成される前庭(ぜんてい)という身体のバランスを保つ器官があり、前庭の機能が障害されるとめまいやバランス障害を生じることを言います。
外来においては脳疾患全般の診療を行うほか、完全予約制で物忘れ外来、頭痛外来といった専門外来も行っています。
脳疾患は命に関わるものや、重度の後遺症をもたらすものが多く、治療も急を要するものが多いため、CTやMRIを24時間撮れるよう体制を整えております。
当院では、脳梗塞で入院した場合、急性期治療を終え、継続したリハビリが必要な患者さんには回復期リハビリテーション病棟へ転棟していただき、1日2時間以上(最大3時間)、365日充実したリハビリテーションを実施して早期の在宅復帰を目指しています。
このように、急性期治療から回復期リハビリテーションまでの一貫した治療を行っているため、全国平均に比較して在院日数が長くなっています。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(自院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 249 | 2.00 | 2.54 | 0.00% | 77.19 | |
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 | ー | ー | ー | ー | ー | |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | ー | ー | ー | ー | ー |
白内障手術は前年度より18件増加し、年々増加傾向にあり、在院日数も全国平均より短くなっています。
当院では、白内障 緑内障 糖尿病網膜症 網膜静脈閉塞等の網膜疾患 加齢黄斑変性 等幅広く治療をしており、糖尿病性網膜症、高血圧に関連している網膜血管閉塞は当院の内科医師と密に連携し外来診療しています。
また、眼疾患や外傷などにより視機能が低下した状態を様々な方法で補い、生活の質の改善を支援するロービジョン外来もございます。
白内障手術においては1泊2日入院とし、基礎疾患のある方や、ご高齢などで日帰り手術に不安を感じておられる方に対応しています。
当院では、白内障 緑内障 糖尿病網膜症 網膜静脈閉塞等の網膜疾患 加齢黄斑変性 等幅広く治療をしており、糖尿病性網膜症、高血圧に関連している網膜血管閉塞は当院の内科医師と密に連携し外来診療しています。
また、眼疾患や外傷などにより視機能が低下した状態を様々な方法で補い、生活の質の改善を支援するロービジョン外来もございます。
白内障手術においては1泊2日入院とし、基礎疾患のある方や、ご高齢などで日帰り手術に不安を感じておられる方に対応しています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(自院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり | 61 | 3.13 | 2.44 | 0.00% | 72.52 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし | 42 | 8.48 | 6.85 | 0.00% | 77.45 | |
11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし | 26 | 5.96 | 5.22 | 0.00% | 70.42 | |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | 14 | 7.57 | 7.75 | 0.00% | 77.00 | |
110420xx02xxxx | 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 | 11 | 4.27 | 4.02 | 0.00% | 65.36 |
全体的に症例数が前年度より増加しております。
悪性腫瘍や結石、前立腺肥大など様々な手術症例に対応できるようになり、年々件数が増加しております。
また、当院では前立腺肥大症、尿路結石症の外科的治療で、レーザー発生装置を使用した低侵襲で効果的な治療を行っております。
尿管結石に対して、レーザーを使用した砕石は有効であり、とても硬い結石に対しても十分な砕石効果が見込めます。さらに最新の結石回収用のカテーテルを併用することにより、1回の治療で結石を完全に取り除くことも可能となります。
悪性腫瘍や結石、前立腺肥大など様々な手術症例に対応できるようになり、年々件数が増加しております。
また、当院では前立腺肥大症、尿路結石症の外科的治療で、レーザー発生装置を使用した低侵襲で効果的な治療を行っております。
尿管結石に対して、レーザーを使用した砕石は有効であり、とても硬い結石に対しても十分な砕石効果が見込めます。さらに最新の結石回収用のカテーテルを併用することにより、1回の治療で結石を完全に取り除くことも可能となります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 13 | ー | ー | ー | ー | ー | 1 | 8 |
大腸癌 | 24 | 28 | 22 | 21 | ー | ー | 1 | 8 |
乳癌 | 22 | 17 | ー | ー | ー | ー | 1 | 8 |
肺癌 | 16 | ー | ー | ー | ー | ー | 1 | 8 |
肝癌 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | 1 | 8 |
がんの病期分類は、がんがどれくらい進行しているのかという病期・進行度を意味し、
Stage0からStageIVまであり、最も進行しているがんはStageIVです。
悪性腫瘍は、近年患者さん自ら人間ドックや検診を受けることにより早期発見され、ESDなどの早期治療を開始することにより根治可能となっています。
【大腸癌】
全国的に悪性腫瘍の中で最も多い疾患です。
当院では、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など身体的負担の少ない手術を受けることも可能です。
【肺癌】
ステージⅠでは前年度より12件、肺癌手術症例や化学療法を行う患者数が増加しています。
【乳癌】
前年度と比較して、ステージⅠ・Ⅱの症例が多くなっています。手術件数や化学療法の件数も年々増加しております。
当院では、市や会社などの乳がん検診で要精査となった方の二次検診としても受診していただいております。
当院では、手術だけでなく、外来通院にて抗がん剤治療も行っております。また、放射線治療が必要な方は治療可能な病院と連携を図っています。
質の高いチーム医療で患者さん個々の状況や考え方等に十分配慮した最適・最善の医療とケアを提供できるよう努めています。
悪性腫瘍は、近年患者さん自ら人間ドックや検診を受けることにより早期発見され、ESDなどの早期治療を開始することにより根治可能となっています。
【大腸癌】
全国的に悪性腫瘍の中で最も多い疾患です。
当院では、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など身体的負担の少ない手術を受けることも可能です。
【肺癌】
ステージⅠでは前年度より12件、肺癌手術症例や化学療法を行う患者数が増加しています。
【乳癌】
前年度と比較して、ステージⅠ・Ⅱの症例が多くなっています。手術件数や化学療法の件数も年々増加しております。
当院では、市や会社などの乳がん検診で要精査となった方の二次検診としても受診していただいております。
当院では、手術だけでなく、外来通院にて抗がん剤治療も行っております。また、放射線治療が必要な方は治療可能な病院と連携を図っています。
質の高いチーム医療で患者さん個々の状況や考え方等に十分配慮した最適・最善の医療とケアを提供できるよう努めています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 22 | 9.77 | 53.64 |
中等症 | 124 | 20.04 | 81.81 |
重症 | 45 | 30.89 | 85.62 |
超重症 | 15 | 21.40 | 86.80 |
前年度より軽症の件数は15件増加、中等症は72件増加、重症は20件増加、超重症は9件増加しています。
前年度同様、中等症が最も多い結果となっています。中等症以上は高年齢傾向にあります。
A-DROPシステムの重症度別治療指針では、「軽症」の患者さんは外来治療が原則ですが、一部で高熱が続いて食事が
とれない、咳がひどく睡眠が障害される、といったケースで入院となる場合があります。
肺炎の重症度分類は、A-DROPスコア※1を用いています。
※1 A-DROP:以下の項目のうち入院時(入院中に発生した場合は発症時)の状態に該当する項目の数
(1つの項目に該当すれば1点;5点満点)
・男性70歳以上、女性75歳以上
・BUN 21mg/dL以上または脱水あり
・SpO2 90%以下(PaO2 60Torr以下)
・意識障害あり
・血圧(収縮期) 90mmHg以下
【0点:軽症、1~2点:中等症、3点:重症、4~5点:超重症】
前年度同様、中等症が最も多い結果となっています。中等症以上は高年齢傾向にあります。
A-DROPシステムの重症度別治療指針では、「軽症」の患者さんは外来治療が原則ですが、一部で高熱が続いて食事が
とれない、咳がひどく睡眠が障害される、といったケースで入院となる場合があります。
肺炎の重症度分類は、A-DROPスコア※1を用いています。
※1 A-DROP:以下の項目のうち入院時(入院中に発生した場合は発症時)の状態に該当する項目の数
(1つの項目に該当すれば1点;5点満点)
・男性70歳以上、女性75歳以上
・BUN 21mg/dL以上または脱水あり
・SpO2 90%以下(PaO2 60Torr以下)
・意識障害あり
・血圧(収縮期) 90mmHg以下
【0点:軽症、1~2点:中等症、3点:重症、4~5点:超重症】
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 216 | 48.03 | 78.12 | 5.96% |
その他 | 19 | 39.89 | 76.11 | 1.28% |
前年度と比較すると、発症から3日内の症例が2件減少、その他が9件増加しております。
脳卒中は迅速な対応が求められることが多く、救急患者の受け入れも可能な限り行っており、
発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対しては、積極的に血栓溶解療法(t-PA静注療法)を行っています。
当院では、急性期から回復期まで一貫した治療を行なうことができ、患者さんにとって安心した療養生活が送れると考えています。また、回復期病棟では365日リハビリテーションを行い、個人の状態や在宅環境に合わせ、充実したリハビリテーションを提供しており、少しでも早く自宅へ退院できるような体制を整えています。
そのほか、他施設にて急性期治療を終了し、回復期リハビリテーションが必要な患者さんも積極的に受入れています。
脳卒中は迅速な対応が求められることが多く、救急患者の受け入れも可能な限り行っており、
発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対しては、積極的に血栓溶解療法(t-PA静注療法)を行っています。
当院では、急性期から回復期まで一貫した治療を行なうことができ、患者さんにとって安心した療養生活が送れると考えています。また、回復期病棟では365日リハビリテーションを行い、個人の状態や在宅環境に合わせ、充実したリハビリテーションを提供しており、少しでも早く自宅へ退院できるような体制を整えています。
そのほか、他施設にて急性期治療を終了し、回復期リハビリテーションが必要な患者さんも積極的に受入れています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 127 | 0.98 | 1.04 | 0.00% | 68.14 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 98 | 2.87 | 3.57 | 0.00% | 59.39 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 53 | 2.34 | 7.25 | 0.00% | 75.57 | |
K6872 | 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴うもの) | 53 | 7.49 | 6.51 | 0.00% | 72.15 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 43 | 0.74 | 2.51 | 0.00% | 45.72 |
前年度と同様、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術が19件増加しています。
前年度は無かった胆道ステント術や乳頭切開術が上がってきました。当院は肝胆膵外科がありますので、関連した術式が増えております。
成人のヘルニアは自然に治ることはありませんので治療は手術療法が原則となり、当院では腹腔鏡手術を積極的に行っています。
結腸悪性腫瘍の手術においては、腫瘍が特に大きい場合や穿孔がある場合などを除き、腹腔鏡補助下手術の適応としています。
大腸悪性腫瘍手術の大部分は腹腔鏡下手術で行っています。
前年度は無かった胆道ステント術や乳頭切開術が上がってきました。当院は肝胆膵外科がありますので、関連した術式が増えております。
成人のヘルニアは自然に治ることはありませんので治療は手術療法が原則となり、当院では腹腔鏡手術を積極的に行っています。
結腸悪性腫瘍の手術においては、腫瘍が特に大きい場合や穿孔がある場合などを除き、腹腔鏡補助下手術の適応としています。
大腸悪性腫瘍手術の大部分は腹腔鏡下手術で行っています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) 等 | 94 | 5.09 | 49.65 | 3.19% | 82.69 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) 等 | 87 | 5.79 | 52.49 | 0.00% | 84.34 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) 等 | 42 | 2.50 | 12.21 | 0.00% | 57.93 | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) 等 | 42 | 1.98 | 38.98 | 0.00% | 75.36 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕) 等 | 26 | 1.00 | 1.42 | 0.00% | 57.81 |
前年度とあまり変わらない数値となっております。
手術の 第1位と第2位は大腿骨頚部骨折等に対する手術です。平均年齢も80歳代と高齢であることがわかります。
当院では急性期治療から回復期リハビリテーションまで一貫した治療を行っているため、術後の在院日数が長くなっています。
骨折は、手術だけで治癒できるものではなく、術後早期のリハビリテーション、退院後のリハビリテーションや通院を継続するようにして、在宅復帰を目指し、受傷前に近い日常生活を送れるようにサポートしています。
また、当院にはスポーツ専門外来があり、若年層への治療も行なっており、幅広い年代へ対応しています。
手術の 第1位と第2位は大腿骨頚部骨折等に対する手術です。平均年齢も80歳代と高齢であることがわかります。
当院では急性期治療から回復期リハビリテーションまで一貫した治療を行っているため、術後の在院日数が長くなっています。
骨折は、手術だけで治癒できるものではなく、術後早期のリハビリテーション、退院後のリハビリテーションや通院を継続するようにして、在宅復帰を目指し、受傷前に近い日常生活を送れるようにサポートしています。
また、当院にはスポーツ専門外来があり、若年層への治療も行なっており、幅広い年代へ対応しています。
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 126 | 0.01 | 1.10 | 0.00% | 65.45 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) | 46 | 0.11 | 2.76 | 0.00% | 66.65 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 32 | 2.41 | 12.72 | 0.00% | 75.66 | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 22 | 3.14 | 8.00 | 0.00% | 74.64 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 14 | 10.43 | 9.43 | 0.00% | 83.07 |
内科における手術は消化器疾患の手術で占めており、中でも最も多い手術は内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術です。
早期胃癌、早期大腸癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行える専門医の増員により、件数が増加したものと思われます。
早期胃癌、早期大腸癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行える専門医の増員により、件数が増加したものと思われます。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 250 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 77.14 | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) | ー | ー | ー | ー | ー |
水晶体再建術は、前年度より20件増加しています。
当院で行っている眼科の手術は、高齢者の方に多い白内障の治療のため、水晶体の代わりに【眼内レンズ】と呼ばれる人工のレンズを挿入する
「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)」です。日帰りで行う医療機関も増えてきていますが、高齢者に多い手術であるため、当院では安全面を最優先し、1泊2日の入院としており、入院当日に手術を受け、翌日に診察を受けてから退院としています。
当院で行っている眼科の手術は、高齢者の方に多い白内障の治療のため、水晶体の代わりに【眼内レンズ】と呼ばれる人工のレンズを挿入する
「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)」です。日帰りで行う医療機関も増えてきていますが、高齢者に多い手術であるため、当院では安全面を最優先し、1泊2日の入院としており、入院当日に手術を受け、翌日に診察を受けてから退院としています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭による) 等 | 22 | 3.18 | 27.32 | 4.55% | 84.95 | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | 10 | 75.10 | 56.70 | 0.00% | 81.20 |
慢性硬膜下血腫の手術は、前年度と症例数はほぼ変わりありません。
慢性硬膜下血腫とは、忘れてしまうような軽微な頭部外傷などの後、通常1~2ヶ月かけて、頭蓋骨の下にあり脳を覆っている硬膜と脳との隙間にじわじわと血液が貯まってくる病気です。血腫が脳を圧迫した結果、頭痛、物忘れ、認知症症状などの精神症状、失禁、半身に力が入らない、歩行障害、など多彩な症状を呈する事が多いです。また、アルコール多飲者や高齢者に多く発症すると言われています。
慢性硬膜下血腫の治療法として外科的治療が推奨されており、慢性硬膜下血腫洗浄・除去術という手術をします。この手術では、局所麻酔で頭蓋骨に小さい孔をあける穿頭術を行い、血腫を吸いだし、生理食塩水で洗浄します。
脳血管障害による嚥下障害に対する手術(胃瘻造設術)が入っております。
慢性硬膜下血腫とは、忘れてしまうような軽微な頭部外傷などの後、通常1~2ヶ月かけて、頭蓋骨の下にあり脳を覆っている硬膜と脳との隙間にじわじわと血液が貯まってくる病気です。血腫が脳を圧迫した結果、頭痛、物忘れ、認知症症状などの精神症状、失禁、半身に力が入らない、歩行障害、など多彩な症状を呈する事が多いです。また、アルコール多飲者や高齢者に多く発症すると言われています。
慢性硬膜下血腫の治療法として外科的治療が推奨されており、慢性硬膜下血腫洗浄・除去術という手術をします。この手術では、局所麻酔で頭蓋骨に小さい孔をあける穿頭術を行い、血腫を吸いだし、生理食塩水で洗浄します。
脳血管障害による嚥下障害に対する手術(胃瘻造設術)が入っております。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) | 43 | 1.63 | 6.93 | 0.00% | 77.84 | |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) | 26 | 1.50 | 3.46 | 0.00% | 70.42 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 19 | 1.79 | 5.79 | 5.26% | 64.89 | |
K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの) | 14 | 1.07 | 5.50 | 0.00% | 77.00 | |
K7981 | 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 等 | 10 | 2.20 | 6.40 | 0.00% | 77.80 |
膀胱悪性腫瘍手術が最も多い症例数となっております。前年度と比較して、16件増加しています。
常勤医2名体制となり、多様な疾患が治療可能となっております。
また、当院ではレーザー発生装置《エダップ社製Cyber Ho 100》を導入しております。これにより、前立腺肥大症、尿路結石症の外科的治療で、より低侵襲(身体に与える害や負担が小さいこと)で効果的な治療を提供できるようになります。
常勤医2名体制となり、多様な疾患が治療可能となっております。
また、当院ではレーザー発生装置《エダップ社製Cyber Ho 100》を導入しております。これにより、前立腺肥大症、尿路結石症の外科的治療で、より低侵襲(身体に与える害や負担が小さいこと)で効果的な治療を提供できるようになります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | ー | ー |
異なる | ー | ー | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | ー | ー |
異なる | ー | ー | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | ー | ー |
異なる | ー | ー | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | ー | ー |
異なる | ー | ー |
前年度と比較して、【播種性血管内凝固症候群】【手術・処置等の合併症】の件数が減少し、すべて10症例以下となりました。
当院における『手術・処置等の合併症』は、ポリープ切除後の出血、予防接種後の副反応、人工血管感染、手術後の創部感染などがあります。
【播種性血管内凝固症候群】とは、播種(はしゅ)は、畑に種をまくことを意味し、この場合、種に相当するのが血栓です。血管内に無数の血栓がばらまかれた、凝固の反応が非常に高ぶった状態の病気を指しています。参考)日本血液製剤協会サイトより
一人ひとりの患者さんについて、リスク(併存症や習慣、体格、精神状態、年齢)の有無や種類、その程度などを評価することにより、術前・術後の管理を徹底し、件数の減少に努めてまいります。
当院における『手術・処置等の合併症』は、ポリープ切除後の出血、予防接種後の副反応、人工血管感染、手術後の創部感染などがあります。
【播種性血管内凝固症候群】とは、播種(はしゅ)は、畑に種をまくことを意味し、この場合、種に相当するのが血栓です。血管内に無数の血栓がばらまかれた、凝固の反応が非常に高ぶった状態の病気を指しています。参考)日本血液製剤協会サイトより
一人ひとりの患者さんについて、リスク(併存症や習慣、体格、精神状態、年齢)の有無や種類、その程度などを評価することにより、術前・術後の管理を徹底し、件数の減少に努めてまいります。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
616 | 295 | 47.89% |
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
860 | 729 | 84.77% |
【解説】
血液培養採取時は皮膚の常在菌が混入する可能性があり、真の原因菌かどうかを判断するために2セット採取を基本としています。また原因菌の検出感度を上げ、見落としを予防するためにもなります。院内調査では2023年度の2セット実施率は、97.1%となっております。菌血症の見逃しを防ぐため、抗菌薬の適正使用のためにも引き続き、啓発に努めていきます。
血液培養採取時は皮膚の常在菌が混入する可能性があり、真の原因菌かどうかを判断するために2セット採取を基本としています。また原因菌の検出感度を上げ、見落としを予防するためにもなります。院内調査では2023年度の2セット実施率は、97.1%となっております。菌血症の見逃しを防ぐため、抗菌薬の適正使用のためにも引き続き、啓発に努めていきます。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
592 | 436 | 73.65% |
【解説】
感染症の治療では、原因菌が判明するまでの間、経験的治療として幅広い細菌を標的として広域スペクトル抗菌薬を開始する場合があります。その場合、抗菌薬投与前には培養検査が必要とされています。細菌培養検査を実施することで感染臓器と原因菌を早く特定し、その細菌に有効な狭域スペクトル抗菌薬へ変更することが可能になります。また抗菌薬の適正使用は耐性菌の出現を抑えることにも繋がるため、実施率の向上に尽力していきます。
感染症の治療では、原因菌が判明するまでの間、経験的治療として幅広い細菌を標的として広域スペクトル抗菌薬を開始する場合があります。その場合、抗菌薬投与前には培養検査が必要とされています。細菌培養検査を実施することで感染臓器と原因菌を早く特定し、その細菌に有効な狭域スペクトル抗菌薬へ変更することが可能になります。また抗菌薬の適正使用は耐性菌の出現を抑えることにも繋がるため、実施率の向上に尽力していきます。
更新履歴
- 2024/09/24
- 令和5年度 病院指標の公開
当院では、入院の際患者様に血栓症のリスク評価を実施しています。
今回このような結果になったのは、診療報酬の算定要件の対象者となっていたため低い結果となりました。
手術室では、対象患者様には血栓予防を実施しております。
患者様に実施している血栓予防の実施率など実績が出せるように準備を進めていこうと検討しています。