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〒275-0026 千葉県習志野市谷津 1-9-17
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〒275-0026 千葉県習志野市谷津 1-9-17 047-476-5111

B:病院全体に関する指標

退院サマリー14日以内完成率

分子 担当医が退院後2週間以内にサマリーを記載した件数
分母 退院患者数

退院サマリーは入院した患者様の病歴や入院時の身体所見、検査所見、経過記録、退院後の治療方針をまとめた記録です。
主治医以外の医師やその他の医療従事者が退院サマリーにより情報共有することで、患者様にも適切な医療を提供することが可能となります。
また、診療録管理体制加算の施設基準の一つであり、退院後14日以内に作成することが求められています。

当院の退院サマリー14日以内の完成率は過去5年間においてほぼ100%と、高い数値となっています。
退院後速やかに作成し医療従事者間で情報共有ができるよう院内の作成期限を10日以内とし、診療情報管理課において作成状況の確認や督促などの取り組みを実施しています。

集計値
分子 分母
2020年度 3,865 3,875
2019年度 3,857 3,863
2018年度 3,860 3,863
2017年度 3,658 3,667
2016年度 3,566 3,569

紹介率

分子 病院または診療所から紹介状により紹介された患者数
分母 初診患者数

紹介率とは、他の病院や診療所から、紹介状(診療情報提供書)により当院へ紹介された患者様の割合を示します。
高度な医療を提供する医療機関と、比較的症状が軽い場合に受診する「かかりつけ医」の地域医療連携を強化し、切れ間のない医療を提供することが求められており、紹介率の数値は、地域の医療機関との連携の度合いを示す指標です。

今年度の紹介率は、昨年に比べ4.1%上昇しました。
しかし、紹介件数は昨年同様で、今年度も新規診療科の開設(肝胆膵外科)や内科・脳神経外科の紹介件数は少しながら増加傾向にありましたが、外科の紹介が大幅に減少し、さらに分母である新患数が昨年より6009件の減少となったため紹介率が上昇したと考えられます。

集計値
分子 分母
2020年度 5,789 26,321
2019年度 5,785 32,330
2018年度 5,929 35,580
2017年度 5,724 36,172
2016年度 5,132 35,092

逆紹介率

分子 病院または診療所へ紹介状により紹介した患者数
分母 初診患者数

逆紹介率とは、当院から紹介状(診療情報提供書)により、他の病院や診療所へ紹介した患者様の割合を示します。
高度な医療を提供する医療機関と、比較的症状が軽い場合に受診する「かかりつけ医」の地域医療連携を強化し、切れ間のない医療を提供することが求められており、逆紹介率の数値は、地域の医療機関との連携の度合いを示す指標です。

今年度の逆紹介率は平均25.0%に到達しましたが、数値を比較すると、紹介率同様に分母の減少-6009件、逆紹介件数は昨年より162件と若干増加しました。
今後も、より一層の医療連携の強化のためにかかりつけ推進を定期的に行っていきます。

集計値
分子 分母
2020年度 6,621 26,321
2019年度 6,459 32,330
2018年度 6,709 35,580
2017年度 6,696 36,172
2016年度 6,433 35,092

剖検率

分子 院内死亡のうち剖検した件数
分母 院内死亡件数

病理解剖は、亡くなられた患者様の死因や病気の種類などを究明し、病死に至るまでの経緯を医学的に明らかにするものです。
また、死因を明らかにするためだけでなく、公衆衛生の向上と医学の教育に資することを目的としており、臨床研修病院では、研修上の観点からも大変重要と言われています。病理解剖は、ご遺族の承諾をいただき実施しております。

剖検率の低下は全国的にみられ、当院でも年々減少し、2020年度は0.41%にまで低下しました。
低下の理由としては画像診断の発達や病理解剖の意義が浸透していないなどがあるようです。院内でアンケートを実施して病理解剖を勧めたが剖検に至らなかった、病理解剖を勧めなかったなどを分析して剖検率の向上について取り組んでいきます。

集計値
分子 分母
2020年度 1 241
2019年度 3 265
2018年度 6 291
2017年度 7 248
2016年度 8 244

褥瘡発生率

分子 調査期間における分母対象患者のうち、d2以上の褥瘡の新規発生患者数
分母 入院延べ患者数(除外条件有)

褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。一般的に「床ずれ」ともいわれています。
褥瘡は、患者様のQOL(生活の質)の低下をきたすとともに感染を引き起こすなど、治療が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大に繋がります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の一つに捉えられています。この指標は、d2以上の褥瘡が新規に発生した割合を示します。

発生率0.08%以下を目標に取り組んでいますが、増加傾向にあります。
リスクアセスメント、看護計画の立案、観察の体制が整備により、確実に発生報告がされるようになったことによる増加とも考えられますが、目標値をかなり上回る値となっています。
また、DVT(深部静脈血栓症)予防の弾性ストッキングで、下腿・足趾の医療機器関連損傷の増加があり、要因分析し発生率減少に取り組みます。

集計値
分子 分母
2020年度 163 85,332
2019年度 112 87,139
2018年度 85 85,804
2017年度 82 87,550
2016年度 47 61,472

入院患者の転倒・転落発生率

分子 転倒・転落件数
分母 入院延べ患者数

入院中の患者様の転倒やベッドなどからの転落の原因は、入院という環境の変化によるものや、疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなど様々なものがあります。
発生した事例を分析することで、転倒・転落発生要因を特定し予防対策を実施するなど、転倒・転落発生リスクを低減する取り組みが必要とされています。
尚、単位は千分率(‰:パーミル)を使用しています。

当院の入院患者転倒転落発生率は、日本病院会QIプロジェクト平均値より高い結果となっています。
転倒・転落は、日常の生活場面で、どの患者様にも起こり得ます。そのため、入院時及び定期的に患者様の転倒・転落発生要因アセスメント等を行っています。 転倒・転落は、患者様側の発生要因も大きいため、ゼロにすることは困難ですが、患者様に及ぶ障害を最小限に抑えられるよう、今後も取り組みを継続していきます。

集計値
分子 分母
2020年度 498 95,282
2019年度 428 97,788
2018年度 402 94,785
2017年度 395 93,705
2016年度 342 87,663

救急車・ホットライン応需率

分子 救急車で来院した患者数
分母 救急車受け入れ要請人数

救急医療の機能を測る指標であり、救急車受け入れ要請のうち、何台受け入れできたのかを示しています。
救急診療を担当する医療者の人数、診療の効率化、入院を受け入れる病棟看護師や各部門の協力など、様々な要素が関わります。

2020年度の受入れ件数は3019件、応需率81.9%で前年度よりやや減少しています。
原因として、新型コロナウイルスによる救急搬送数減少や、病床満床にて応需出来なかったことが考えられます。
また、医師の専門外を理由とした断りが減少出来ていないため、検討し応需率上昇に努めてまいります。

集計値
分子 分母
2020年度 3,019 3,688
2019年度 3,039 3,626
2018年度 2,831 3,460
2017年度 2,512 3,023
2016年度 2,363 2,749

血液製剤廃棄率

分子 廃棄血液製剤(赤血球・FFP(新鮮凍結血漿)・血小板)の単位数
分母 使用血液製剤(赤血球・FFP・血小板)の単位数と廃棄血液製剤の単位の合計数

血液製剤は人体の一部であり、有限で貴重な資源である血液から作られていることから、その取扱いには倫理的観点からの配慮が必要です。
献血者からの厚意で集められた血液製剤を院内で適切に管理し、無駄なく使用するための取り組みが必要です。

使用血液製剤単位数は年々増加していますが、廃棄血液製剤単位数は減少しています。
輸血部門では常に在庫、使用状況を把握し、製剤管理を行っています。
廃棄血液製剤については輸血療法委員会で報告しており、このような活動が廃棄率低下に繋がっていると考えます。

集計値
分子 分母
2020年度 25 2,992
2019年度 32 2,179
2018年度 34 1,921
2017年度 43 1,869
2016年度 47 1,499

薬剤管理指導の実施率

分子 退院患者のうち薬剤管理指導を実施した患者数
分母 入院期間中に一度でも投薬又は注射をした退院患者数

薬剤管理指導は、入院患者様の薬歴管理と服薬指導を介して、患者様の薬物療法の認識を向上させ、また患者様から得られた情報を医師へフィードバックすることにより薬物療法を支援する業務です。
医薬品の適正使用には、患者様が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定によって治療をうけることが必要です。

当院薬剤科では薬剤師の病棟担当制を導入し、入院中のすべての患者様への薬剤師による薬剤管理指導の実施を目標にしています。
過去の実施率もほぼ100%で推移しているため、目標は達成できていると考えます。今後も薬剤管理指導を通じて薬剤の適正使用に貢献していきます。

集計値
分子 分母
2020年度 3,650 3,724
2019年度 3,588 3,648
2018年度 3,611 3,660
2017年度 3,345 3,413
2016年度 3,306 3,341
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