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〒275-0026 千葉県習志野市谷津 1-9-17
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C:手術・疾患に関する指標

胆のう摘出術における腹腔鏡下手術率

分子 腹腔鏡下胆のう摘出術を施行した件数
分母 胆のう摘出術を施行した件数

胆のう摘出には、主に開腹によるものと腹腔鏡下によるものがあります。
腹腔鏡下手術は開腹手術に比べ、高度な技術を要しますが、術後の回復期間や入院日数が短くなり、患者様への負担が軽減されます。
術前にリスクや合併症の有無などを十分に検討し、腹腔鏡手術の割合を高めていくことで医療の質向上に繋がります。

胆のう結石症に対する胆のう摘出術の第一選択は、腹腔鏡下胆のう摘出術であり(胆石症診療ガイドライン:日本消化器病学会)、当院においても、それに沿った治療が行われています。
日本内視鏡外科学会のアンケート(第15回)によると、2019年の全国集計で、胆のう摘出術における鏡視下手術率は91.6%(38792/42342)で、当院の97.8%はこれを上回っています。

集計値
分子 分母
2020年度 90 92
2019年度 37 37
2018年度 58 59
2017年度 28 34
2016年度 39 41

大腸悪性腫瘍手術における腹腔鏡下手術率

分子 腹腔鏡下による大腸悪性腫瘍手術
分母 大腸悪性腫瘍手術件数

長期的な癌の治癒・生存率に関しては、腹腔鏡補助下手術と従来の開腹手術との間に差がないことが無作為化臨床試験という科学的手法で既に明らかになっています。
一方、手術直後の回復、合併症に関しては腹腔鏡下手術の方が開腹手術よりも優れており、徐々に腹腔鏡補助下手術が大腸癌に対する標準的治療法となってきています。
当院においては、術後の絶食期間を短縮し、早期退院を目指すプログラムも実践しています。

日本内視鏡外科学会のアンケート(第15回)によると、2019年の全国集計で、大腸悪性腫瘍切除における鏡視下手術率は80.4%(38200/47540)で、当院の83.7%はこれを上回っています。
開腹手術が選択された症例は、腸閉塞や大腸穿孔などを合併した症例が殆どで、予定手術では、ほぼ全例が鏡視下手術を行っています。

集計値
分子 分母
2020年度 41 49
2019年度 50 59
2018年度 41 53
2017年度 46 61
2016年度 38 46

虫垂切除術における腹腔鏡下手術率

分子 腹腔鏡下による虫垂切除術件数
分母 虫垂切除術件数

急性虫垂炎は、消化器外科の中でも最も緊急手術が多い疾患です。従来は、右下腹部に5~6㎝程度の切開をおいて手術が行われていました。
現在当院では、臍部(へそ)に隠れるよう切開をおき、その切開部から腹腔鏡と鉗子を用いて手術を行う、『単孔式腹腔鏡手術』を標準としており、大多数の患者様に施行しています。術後は順調であれば2日ほどで退院となります。

当院の、虫垂切除術における腹腔鏡手術率は98.4%でした。ご本人の希望が開腹手術であったため、1例のみ開腹手術を施行しましたが、その他は全例腹腔鏡手術です。
日本病院協会の集計(2019年)では、全国集計で腹腔鏡手術率が93.2%でしたので、当院の腹腔鏡下手術率はこれを上回っています。

集計値
分子 分母
2020年度 60 61
2019年度 41 42
2018年度 48 48
2017年度 32 51
2016年度 37 42

急性脳梗塞患者に対する早期リハビリテーション開始率

分子 分母のうち入院3日以内に脳血管リハビリテーション治療を受けた症例
分母 18歳以上で脳梗塞の診断で入院した患者数

脳卒中患者様では、早期にリハビリテーションを開始することで、機能予後を良くし、再発リスクの増加も見られず、ADL(日常生活動作)の退院時到達レベルを犠牲にせずに入院期間が短縮されることが分かっています。 廃用症候群を予防し、早期のADL向上と社会復帰を図るために、十分なリスク管理のもと、できるだけ発症後早期から積極的なリハビリテーションを行うことが強く勧められています。

2019年度より96%以上で推移しています。
当院は365日リハビリテーション提供体制を取っており、また、療法士人数も徐々に増えてきていることで、日曜日も平日と同様の人員配置が可能となり、処方翌日からのリハビリ開始が円滑になってきています。

集計値
分子 分母
2020年度 152 158
2019年度 204 211
2018年度 232 249
2017年度 180 191
2016年度 140 157

脳梗塞患者のうち第2病日までに抗血栓治療を受けた患者の割合

分子 入院2日以内に抗血栓療法を受けた患者数
分母 18歳以上で脳梗塞か一過性脳虚血発作の診断で入院した患者数

脳梗塞急性期における抗血栓療法として、発症48時間以内のアスピリン投与が確立された治療法となっています。
また、米国心臓協会/米国脳卒中協会の急性期脳梗塞治療ガイドライン2013では、脳梗塞急性期における抗血小板療法として、アスピリンを脳梗塞発症から24~48時間以内に投与することを推奨しています。

2020年度は85.9%で2019年度の73.3%と比べて増加しています。 脳梗塞の担当科はほぼ脳神経外科ですが、科として、発症後極力早期に抗血栓治療を行う方針で治療にあたっております。
抗血栓治療が遅れた、あるいは行わなかった症例は、頭蓋内、あるいは消化管出血等、抗血栓治療を行えない理由があったものと考えます。

集計値
分子 分母
2020年度 140 163
2019年度 184 251
2018年度 230 273
2017年度 160 193
2016年度 129 173
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