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〒275-0026 千葉県習志野市谷津 1-9-17
047-476-5111(代表)
〒275-0026 千葉県習志野市谷津 1-9-17 047-476-5111

2017年度(平成29年度)病院指標

病院指標の公開

DPCデータを用いた病院指標

DPCデータから全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、市民の皆さんに情報公開を進めています。この指標によって、当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことを目的としています。
現在公開している病院指標は、平成29年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日)中に当院を退院した患者様のデータを集計の対象として作成しています。 集計対象患者は、医科保険適用患者(公費、生活保護患者含む)で、DPC対象外患者(自動車賠償責任保険や労災保険、自費等)のデータは含まれません。

DPC(診断群分類別包括制度)とは

DPC(Diagnosis Procedure Combination)の略で、医師が決定した主病名に基づき、入院患者様の一連の医療行為を、国で定めた1日あたりの定額の点数から入院医療費を計算する制度です。DPC対象となる患者様は保険適用患者で、一般病棟に入院された患者様を対象とします。

病院指標(臨床指標)

医療の質を具体的な数値として示し、客観的に評価することを可能としたものです。
これにより、医療の過程や結果のなかに潜在している課題や改善点を見つけ出し、医療の質向上に役立てることを目的としています。

平成29年度 津田沼中央総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 27 46 103 142 248 315 443 842 984 337
【解説】
2017年度の退院患者数は3487人で、平均年齢が69.7歳でした。
全体に占める割合として、0~50歳代は25.2%、60歳以上が74.7%となっています。

80歳代の患者様が多く、昨年度と比較すると、100名増加しています。退院患者のうち、80歳以上の患者様は38%となっており、2.5人に1人は80歳以上の高齢患者様だということがわかります。
2015年度は70歳代の患者様が多かったので、この2年で推移しています。

年齢階級別の主な疾患として、50歳以下は鼠径ヘルニア、虫垂炎、睡眠時無呼吸症候群、上肢(鎖骨・腕等)の骨折、足関節の骨折、腸炎、60歳以上では肺炎(誤嚥性を含む)、脳梗塞、大腸の悪性腫瘍、心不全、慢性腎不全、白内障、胸腰椎圧迫骨折、股関節大腿近位骨折、胆管結石、尿路感染症などがあります。

当院は、『安全と信頼に基づき、地域医療に貢献する』ことを理念に掲げ、地域の皆様に最適な医療を届ける病院を担っております。支援が必要な患者様には、入院前から多職種が連携し介入することにより、入院期間の短縮や退院先の調整などきめ細かいケアを行っています。診療科間の連携・地域の医療機関との連携をはかり、当院における診療後もよりよい生活を継続できるよう取り組んでまいります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2-なし 副傷病なし 122 40.84 20.83 4.10 84.21
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-なし 副傷病なし 72 24.01 17.71 0.00 79.38
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2-なし 33 5.30 5.50 0.00 52.45
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 33 16.06 12.34 0.00 76.52
0400801499×001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2-なし 副傷病なし 31 30.10 13.51 0.00 85.03
【解説】
誤嚥性肺炎とは、高齢者や脳梗塞後遺症などで、嚥下(飲食物を飲み込む)機能が衰えている方に起こりやすい肺炎です。昨年同様、誤嚥性肺炎が最多で、高齢者に多い症例の1つです。当院では経口摂取が可能となるようにリハビリテーションで嚥下訓練を行っています。
上位ではありませんが、内科でも内視鏡を用いた胆管に対するEST(内視鏡的乳頭括約筋切開術)、大腸ポリープに対するポリープ切除術も多く行なっています。
当院では血液疾患専門医が入職し、悪性リンパ腫や白血病などの疾患にも対応できるようになったため、今後症例数が増加すると考えられます。
全国と比較して平均在院日数が長くなっている理由として、当院では急性期治療終了後、必要に応じ慢性期病棟へ転棟し、継続した治療とケアを実施しているためです。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 43 6.98 7.87 0.00 61.30
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-なし 副傷病なし 30 16.20 15.61 3.33 68.70
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 27 5.22 5.56 0.00 40.89
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 副傷病なし 20 6.05 7.01 5.00 51.55
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2-なし 副傷病なし 17 2.47 8.50 0.00 71.65
【解説】
大腸癌に対して積極的に腹腔鏡補助下手術をおこなっており 、切除後の絶食期間を短縮し、早期退院を目指すERAS(Enchanced Recovery After Surgery)プログラムを導入しています。
虫垂炎に対しては症例によっては抗生剤による保存的治療を行い一旦退院した後、待機的に腹腔鏡手術をする症例が増えてきています。
従来は開腹での虫垂切除が腹腔鏡で出来るようになり、 より早い退院が望めるようになりました。腹腔鏡手術は、従来の開腹手術と比較して高度な技術が必要ですが、当科には2名の「日本内視鏡外科学会技術認定医」をはじめとして豊富な経験を有する常勤医が勤務しており、多様な術式に対応が可能です。
DPCではカウントされませんが、腹腔鏡を使用した鼠径ヘルニア手術のための入院も行っております。
慢性腎不全の症例が入っている理由としては、透析導入のための透析シャント設置手術目的の入院となっています。
ほとんどの症例で全国平均在院日数より短いことがわかります。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 98 65.57 27.09 3.06 84.28
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 89 61.04 19.94 2.25 82.61
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 35 8.74 5.21 0.00 64.31
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2-なし 34 61.21 19.97 2.94 82.15
160835xx01xx0x 下腿足関節周辺骨折 骨折経皮的鋼線刺入固定術 前腕、下腿等 副傷病なし 19 48.53 22.27 0.00 45.32
【解説】
昨年度同様に股関節大腿近位骨折が最も多い症例となっています。高齢者に多い転倒による大腿骨の骨折や脊椎の圧迫骨折などが増加しています。当院の整形外科は大腿骨近位部骨折をはじめとして四肢の外傷、脊椎疾患、股・膝関節疾患、およびスポーツ外傷など、ほぼ整形外科全般の疾患に対応しています。
当院では急性期治療から回復期リハビリテーションまでの一貫した治療を行っているため、全国平均に比較して在院日数が長くなっています。チームリハビリテーションを実践し、医師をはじめとしたリハビリテーションスタッフ、看護師、介護福祉士、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士などがひとつのチームとなり、それぞれの専門性を生かしながら、患者様一人一人に合ったリハビリを計画・サポートしていき、早期自宅退院を目指すことが出来ると考えています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院
日数(自院)
平均在院
日数(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 65 28.48 16.38 3.08 68.40
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 46 5.09 5.15 0.00 70.65
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2-なし 副傷病なし 31 20.55 6.32 0.00 70.19
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2-なし 副傷病なし 27 14.48 7.34 3.70 58.63
010060×2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 27 36.22 20.20 3.70 78.41
【解説】
昨年度同様に、脳梗塞と前庭機能障害(めまい)が上位疾患となっています。
てんかんは、脳の障害を原因とする「症候性てんかん」が多く 、既往に脳梗塞や脳出血がある患者様が突発的に痙攣発作を起こすことがあります。
高齢者の転倒による硬膜下血腫も増加していて、患者様の状態にもよりますが、血腫除去術も行っています。
頭部外傷や脳卒中などは迅速な対応が求められることが多く、救急患者の受け入れも可能な限り行っております。タイミングが合えば、発症後の超急性期脳梗塞に対する血栓溶解療法(tPA静注療法)を行うことも可能です。
当院には回復期リハビリテーション病棟があり、発症からできるだけ早く充実したリハビリテーションを提供するために、365日休まないリハビリテーションを行っています。
患者様一人一人に合ったリハビリテーションを提供し、チームでカンファレンスを行い、日常生活に沿ったリハビリを計画・実施しながら在宅復帰を目指します。
当院では急性期治療から回復期リハビリテーションまでの一貫した治療を行っているため、全国平均に比較して在院日数が長くなっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 17 10 1 7
大腸癌 12 28 34 32 14 12 1 7
乳癌 1 7
肺癌 1 7
肝癌 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【解説】
がんの病期分類は、がんがどれくらい進行しているのかという病期・進行度を意味し、 Stage0からStageIVまであり、StageIVは最も進行しているがんです。

がんの病期分類は、がんがどれくらい進行しているのかという病期・進行度を意味し、 Stage0からStageIVまであり、StageIVは最も進行しているがんです。

【大腸癌】昨年度に引き続き、当院の悪性腫瘍の中で最も症例数が多いのは、大腸癌です。
内視鏡的治療の適応にならない症例に対し、腫瘍が特に大きい場合や穿孔がある場合などを除き、腹腔鏡補助下手術の適応としています。
また、2017年度より、入院患者様の便潜血反応検査を推進し、大腸癌の早期発見を目指しています。

【胃癌】胃癌の主な治療法には内視鏡的治療、腹腔鏡補助下手術、開腹手術、化学療法(抗がん剤)、放射線療法などがありますが、その病期に応じた治療を選択することが大切です。
当院では日本胃癌学会の胃癌治療ガイドラインに則り、早期胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術を行っています。比較的小さな胃癌でリンパ節転移がないか軽度の方、つまり病期ⅠA(がんが粘膜内あるいは粘膜下組織にとどまり、リンパ節転移がない)で内視鏡的治療の対象にならない方や、病期ⅠB(癌が粘膜内あるいは粘膜下組織にとどまり、すぐ近くだけのリンパ節転移がある、あるいは癌が固有筋層にとどまり、リンパ節転移がない)の方が対象になります。

【乳癌】症例数が10件未満のため、表示されませんが、乳癌においても手術や抗がん剤、ホルモン療法などを患者様の状態や意向に合わせて実施しております。

【肺癌】各Stageが10症例未満のため「-」表示としています。当院では2018年度に呼吸器外科医を迎え、精査から手術を含めた加療、その後のフォローまで一括して診療します。
手術は胸腔内視鏡を用いた手術を中心に行います。胸腔内視鏡手術は傷が小さく低侵襲であり、ご高齢やいろいろな持病・合併症をお持ちの方の身体的負担を減らし、回復が早く、痛みが少ない、傷が目立たないなど若い方にも十分なメリットがあります。

【肝癌】各Stageが10症例未満のため「-」表示としています。患者様がご高齢などで積極的な治療を望まない場合もありますが、治療が必要な場合は、治療が可能な施設へご紹介させていただきます。

近年では、患者様自ら人間ドックや検診を受けることにより早期発見されることも多く、内視鏡的切除など身体的負担が少ない手術を受けることが可能です。
当院では、手術だけでなく、抗がん剤治療も行っています。
血液疾患専門医が入職し、悪性リンパ腫や白血病などの疾患にも対応しています。

質の高いチーム医療で患者様個々の状況や考え方等に十分配慮した最適・最善の医療とケアを提供できるよう努めています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 30 8.53 50.57
中等症 126 29.53 79.52
重症 32 31.47 85.63
超重症 13 28.54 84.92
不明
【解説】
重症度分類は、A-DROP※1スコアを用いています。

A-DROPシステムの重症度別治療指針では、「軽症」の患者様は外来治療が原則ですが、一部で高熱が続いて食事がとれない、咳がひどく睡眠が障害される、といったケースで入院となる場合があります。当院の成人市中肺炎※2は「中等症」の患者様が最も多いですが、「中等症」以上の患者様の平均年齢は70歳代後半から80歳を超え、高齢者の方ほど重症化する傾向にあることがわかります。  
当院では患者様の状態に応じて適切な治療を行っていますが、どの重症度も年々増加しており、より一層のケアが必要であると考えます。

※1 A-DROP:以下の項目のうち入院時(入院中に発生した場合は発症時)の状態に該当する項目の数 (1つの項目に該当すれば1点;5点満点) ・男性70歳以上、女性75歳以上  ・BUN 21mg/dL以上または脱水あり  ・SpO2 90%以下(PaO2 60Torr以下)  ・意識障害あり  ・血圧(収縮期) 90mmHg以下 【0点:軽症、 1~2点:中等症、 3点:重症、 4~5点:超重症】

※2 市中肺炎とは:病院外で日常生活をしていた人に発症する肺胞(はいほう:空気がたまるところ)の急性炎症です。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 165 46.29 74.60 0.05
その他 27 73.26 75.0 0.07
【対象患者】
最も医療資源を投入した傷病名のICD10コード(※)がI63$で始まる症例・・※)ICD10コードとは「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Classification of Diseases and Related health problem(以下「ICD10」と略)」とは、異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関憲章に基づき、世界保健機関(WHO)が作成した分類法です。

【解説】
この数年発症日から3日以内の入院が増加しています。脳卒中は迅速な対応が求められることが多く、救急患者の受け入れも可能な限り行っており、発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対しては、積極的に血栓溶解療法(t-PA静注療法)を行っています。
当院では、急性期治療から回復期までの一貫した治療を行なうことができ、患者様にとって安心した療養生活が送れると考えています。また、回復期では365日リハビリテーションを行い、個人の状態や在宅環境に合わせ、充実したリハビリテーションを受けることが出来、少しでも早く自宅へ退院できるようフォーローアップ体制を整えています。
その他、他施設にて急性期治療を終了し、回復期リハビリテーションが必要な患者様も積極的に受入れています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 130 0.18 1.28 0.00 65.35
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 61 0.97 1.79 0.00 63.10
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 29 6.59 10.72 0.03 70.90
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 27 2.30 5.74 0.00 60.52
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 25 1.00 2.52 0.00 74.68
【解説】
ポリープ切除は当院で最も多い手術件数であり、昨年度より約50件増加しています。人間ドックによる早期発見により、軽微な状態での切除件数増加に繋がったのではないかと考えます。
成人のヘルニアは自然に治ることはありませんので治療は手術療法が原則となり、当院では腹腔鏡手術を積極的に行っています。
結腸悪性腫瘍の手術においては、腫瘍が特に大きい場合や穿孔がある場合などを除き、腹腔鏡補助下手術の適応としています。また、術後の絶食期間を短縮し、早期退院を目指すERAS(Enhanced Recovery After Surgery)プログラムを導入しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K0461 骨折観血的手術(上腕)(大腿) 75 4.49 56.69 0.01 82.03
K0462 骨折観血的手術(下腿)(前腕) 55 3.73 24.38 0.00 58.71
K0811 人工骨頭挿入術(股) 41 8.10 62.83 0.05 84.20
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕)(下腿) 29 1.45 5.14 0.00 52.38
K0463 骨折観血的手術(鎖骨)(指)(手)(足)(膝蓋骨) 22 2.64 11.55 0.05 47.59
【解説】
手術の 第1位と第3位は大腿骨頸部骨折等に対する手術です。
当院では急性期治療後に継続してリハビリテーションを実施するために、回復期リハビリテーション病棟へ転棟することが多く、リハビリテーションを長期に要するため、術後の在院日数が長くなっています。骨折は、手術だけで治癒できるものではなく、術後早期のリハビリテーション、退院後のリハビリテーションや通院を継続するようにして、早期社会復帰を目指し、受傷前に近い日常生活を送れるようにサポートしています。
骨内異物除去術は、骨折や靭帯の手術で固定するために用いた金属製のネジやプレートを、治癒した後に取り去る手術です。部位によりますが、殆どの場合入院期間は2~3日の短期間です。
当院にはスポーツ専門外来があり、未来ある若者たちの治療も行なっていて、幅広い年代へ対応しています。
整形外科では超高齢化社会に向けて、2018年度医師を2名増員し、7名体制となりました。今後も地域に密着した幅広い症例への対応強化に努めてまいります。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 38 2.24 3.42 0.03 65.39
K610-3 内シャント設置術
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上)
K654 内視鏡的消化管止血術
【解説】
消化器疾患の手術が主で、最も多い手術は内視鏡的胆道ステント留置術です。昨年度と比較して、約2倍増加しています。総胆管結石、胆管炎等による発熱や腹痛、黄疸が主症状の急性疾患であり緊急の処置が必要となります。狭くなっている胆道にチューブやステントを挿入して胆汁の流れを良くする手術です。
ポリープ切除術は、ポリープの大きさによって分類されているため、2位、4位に分かれています。
内視鏡センターの増設や、消化器内科医師の増員に伴い、徐々に症例数を伸ばしています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 15 7.20 29.93 0.00 75.67
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。)
K145 穿頭脳室ドレナージ術
【解説】
慢性硬膜下血腫とは、軽微な頭部外傷による微量の出血などが原因で、被膜を伴う血腫が硬膜下に形成され、徐々に拡大していきます。通常は3週間~数カ月かけて血腫がつくられるため、受傷直後は無症状や頭痛程度の症状しかなく気付かない場合もあります。
また、アルコール多飲者や高齢者に多く発症すると言われています。

慢性硬膜下血腫の治療法として外科的治療が推奨されており、慢性硬膜下血腫洗浄・除去術という手術をします。この手術では、局所麻酔で頭蓋骨に小さい孔をあける穿頭術を行い、血腫を吸いだし、生理食塩水で洗浄します。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 93 0.03 1.02 0.00 74.69
【解説】
当院で行っている眼科の手術は、高齢者の方に多い白内障の治療のため、水晶体の代わりに【眼内レンズ】と呼ばれる人工のレンズを挿入する「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)」です。
昨年度より常勤医師が増えたことから、白内障手術の受入れが拡大し、昨年度より症例数が30件増加しました。
日帰りで行う医療機関も増えてきていますが、当院では安全面を最優先し、1泊2日の入院としており、入院当日に手術を受け、翌日に診察を受けてから退院としています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 21 0.60
異なる
【解説】
入院契機と同一の場合:入院の契機となった傷病名と医療資源最傷病名が同じ方の件数です。 入院契機と異なる場合:他の傷病名の治療で入院し、その後発症し、医療資源最傷病名として選択した方の件数です。

当院における『手術・処置等の合併症』は、人工関節の脱臼、透析シャントの閉塞、人工的な挿入物の感染、手術創の離開などがあります。

更新履歴

2018/09/19
平成29年度 病院指標の公開

病院指標項目

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数(診療科別患者数 上位5位)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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